
美容院に行ったばかりなのに、前髪が伸びてきてうっとおしーい!そんなとき自分でささっとカットできたら、と思ったことはありませんか?あるいは子どもやパパのちょっとしたヘアカット。ママができたらお金の節約になるのに、と思ったことはありませんか?
切りすぎたり曲がったり、思い通りに仕上がらない・・・そんな経験のある方も、これさえ知っていればもう失敗しない!セルフ・ヘアカットのポイントを余すことなくご紹介します。


一気に切ろうすると、切りすぎてしまったり、左右のバランスがうまく合わなかったりで、失敗しやすくなります。毛束を分けヘアピンなどでとめて、少しずつ時間をかけて丁寧に切るのが成功の秘訣!

髪を濡らした状態で切ると、乾かしたときに前髪が上に上がって短く感じてしまう場合があるので、必ず乾いた状態で切りましょう。ハサミが滑って切りにくい場合は、ほんの少し霧吹き等で湿らせて切るとよいでしょう。スタイリング剤をつけている場合は、洗い流してから。


量を減らすと長さを変えてなくても、短くなったように見えます。長さも変えたい場合は、先に量を減らしてから調整しましょう。

下を向いて切ると、思ったより短い仕上がりになってしまいます。頭をしっかり上げ、正面をまっすぐ向いて切りましょう。

今回は、顔型や髪質を問わずオススメできる、斜め前髪のカット方法をご紹介します。

ヘアカット用ハサミ※普通のハサミでは髪が傷み、枝毛の原因になります。
スキバサミ※量を減らして軽く見せたい時にあると便利です。
コーム
クリップやピン
【セット用】大きめのカーラー

カットの前準備として、コームを使って前髪をとかします。
流す角度や長さを確認しながら、左右どちらに前髪を流すか決めましょう。

頭頂と左右の目じりを結んだ三角形を作るように、髪を分けます(ブロッキング)。
三角形の頂点を高くするほど前髪の量が増え、額に近づけるほど少なくなります。希望する量が決まったら、サイドの髪をクリップやピンで留めておきます。

右から左に流す場合は右側、左から右に流す場合は左側に髪を集めます。
集めた髪を人差し指と中指で軽くはさみ(*1)、少し持ち上げ(*2)ハサミを縦に入れながら(*3)5mmずつくらいカットしていきます。
前髪を厚めにとった場合は上下2ブロックに分け、額に近い方のブロック(下をカット、それを基準にもう1方のブロック(上)もカットします。
(*1)髪を強く引っ張ると、予定より短くなってしまうので注意。
(*2)高く上げるほどレイヤーがしっかり入り、サイドに流れやすくなります。
(*3)縦にハサミを入れた方が長さの調節がしやすく、仕上がりも自然に。

前髪の半分から下の部分に、前髪に対して並行〜斜めに(*5)スキバサミを入れます。毛束を少しずつ取りながら行いましょう。
スキバサミがないときは、ハサミを縦に入れるようにカットしてもOK。分け目の場所を少し多めにすくとバランスが良くなります。
(*4)セニングとは髪をすいて、量の調整をするカット法。
(*5)垂直にハサミを入れるとラインが出て、短い毛が目立ってしまいます。




大き目のカーラーを1つ巻いて、2〜3分待ちます。
カーラーを取り外したら、指でサイドに流しで前髪を整えます。



STEP.3で左or右に寄せた髪を、中央に集めてカットすると、左右が長く中央が短いラインになります。その後、左側、右側を中央のラインになじませるようにカットすれば、目元の印象が引き立つまっすぐ前髪のできあがり!
左右をカットしない場合は、ナチュラルなイメージに。

子どもやパパの重たくなった髪も、ママがお家でカットしてあげませんか?
温もりの伝わるヘアカットは、家族のコミュニケーションにも最適♪
重さを調節するこのテクニックは、本格的なカットは自信がないという方でも簡単にチャレンジできます。ぜひお試しあれ!


髪が伸びてきたら、伸びた部分を切りそろえていきましょう。頭頂部分は、つむじの向きに合わせて髪を引き出し、放射線状にぐるりとカットしていきます。このとき均等な長さになるよう、気をつけましょう。

全体をみたとき重く見える部分を調整します。髪の毛は横方向の束にとって引き出し、上に持ち上げたとき飛び出した部分をカットしましょう。


次に、同じ部分を今度は縦方向の束に引き出してカットします。横と縦の十字に切っていくことで、全体の長さがむらなく仕上がります。

耳の後ろから首筋に向けて、えり足の伸びた部分をカットしていきます。髪は、指1本分ほどの束ずつ引き出し、全体のバランスを見ながらカットしましょう。切りすぎると失敗しやすいので、フリーハンドでラインを整える程度にしておくとよいでしょう。
基本は前髪カットと同じです。少しずつ慎重に切り進めましょう。
短かく刈り上げた部分とそうでない部分の境目は、少量の髪をとり軽くねじり、ねじった毛先方面からハサミを斜めに入れると、毛先のラインがぼやけて自然に仕上がります。
ただし、やりすぎるとまとまりが悪くなってしまうのでほどほどにすること。
監修:中村 啓二
美容室ケージクラス代表。NPO法人マザーズホームケア、エグゼクティブ・インストラクター。
1994年より、全国の美容室に先駆けて「お母さんのためのヘアカット教室」を主催、人気を集めている。NHK「おしゃれ工房」に出演のほか、各文化センターで指導。『はじめてのヘアカット』(ブックマン社)、『こどもヘア Happy バイブル』(講談社)等の監修も行っている。