
草木の芽吹く春。お子様の卒園や入学、家族での旅行など、写真を撮る機会も多くなりますね。そんな楽しい思い出がいっぱいつまった写真を、そのままアルバムに貼り付けるだけではもったいないですね。そこで、オリジナルの“思い出アルバム”として、大切な写真をより素敵に、生き生きと残せる“スクラップブッキング術”をご紹介しましょう。

スクラップブッキングとは、1980年代にアメリカで誕生した、写真をただ貼るだけでなく美しくレイアウトした手作りアルバムとして残す、クラフトホビーです。
台紙に写真を貼り、イラストやタイトルを添え、写真ごとに思い出を書きつづり(ジャーナルとよばれます)、カラフルなペーパーやステッカ−を使って装飾することで、写真がひとつの作品になり、思い出をより鮮明な形で残すことができるのです。そのときの気持ちや状況が手作りのぬくもりを通して伝わる家族史、自分史として、また親子のコミュニケーションをとるツールとしても最適です。


スクラップブッキングに必要な道具と作業の流れをみてみましょう。

スクラップブッキングの作業は、「切る」「貼る」「書く」の3つ。それぞれ下記のものをそろえましょう。
※写真や作品の色あせや劣化の原因になったり、紙の黄ばみのもとになる“酸”を含まない「アシッドフリー」のものを選びましょう。
※スクラップブッキングは長期保存を目的とするため、「水性」マーカー(染料系インキ)ではなく、色あせに強い「水性顔料」と記載のあるマーカー(顔料系インキ)を選びましょう。

スクラップブッキングは次の流れで行います。


では実際に1枚の写真を作って作品を作ってみましょう。

【写真選び&紙選び】
使いたい写真を選び、写真をどの位置に置くか、台紙に使うペーパーをどう組み合わせるかなど、色を確認しながら配置を考えます。
【クロッピング】
写真の下に張る、台紙(マット)や作品全体に配置するためのペーパーを必要な大きさにカットします。
切りたい大きさのラインに鉛筆で軽くしるしをつけ、ペーパートリマーでカットします。
刃をスライドさせたら、まっすぐにペーパーが切れています。
※ペーパートリマーを使用しなくても、定規と鉛筆、ハサミやカッターナイフの併用で代用できます。
カットしたペーパーです。
写真、ペーパーを配置し、接着剤で貼っていきます。
蝶の柄のペーパーから、ハサミで蝶を切り出します。
バランス良く、飾りとして配置していきます。
【タイトル&ジャーナル付け】
アルファベットのアクリルスタンプを使って、タイトルを無地のペーパーの上に押します。
アルファベットを一文字ずつ台紙からはがし、アクリル台につけたいタイトル文字を並べていきます。
アクリル素材のスタンプですので、簡単に貼りはがしができます。
並べ終わったら文字部分にスタンプインクをつけ、タイトルをつけたい場所に押していきます。
ジャーナル(記録文)を書き入れます。


第一子を出産した後、分娩介助をお願いした助産院にてスクラップブッキングに出会う。2005年にインストラクター資格を取得し、2007年より、本格的講師活動開始。現在、複数のカルチャーセンターで講座を担当。NPO法人スクラップブッキング協会認定講師。監修本に「写真1枚からはじめる!スクラップブッキングレッスン」(TAC出版)がある。
