小さなからだで、いつもヘラヘラ笑っていて、ちっともエラぶらないけれど。実は広沢さん、大阪あべの辻調理師専門学校を卒業している、筋金入りの料理人。道具の目利きでもある。
「一年ぐらい前に、すごーくいいお鍋に出会ったんですよ。“エッグフォルム”っていうシリーズで、卵みたいな、丸みを帯びた形が特徴なんです。可愛いから鍋ごとテーブルに出せるし、丸みを帯びた形は熱の当たりが優しいから、料理がふっくらと、ホントにおいしくできるんですよね」
熱の保有力が大きくて、熱を均一に伝えるアルミ鋳物製。高密度のテフロン加工を施してありながら、内側表面にアルミ特有の細かい凸凹があって、水を沸かすと小さな気泡が出る。この気泡が、素材の油分に働きかけ、ふっくらと柔らかく火を通すしくみなのだ。
「鍋底の内側が丸くなっているので、材料を返しやすかったりとか、とにかく使えば使うほど、良さを実感できるんです。論より証拠。調理するところを、ちょっと見てみてくださいよ!」
【おいしさを引き出す3つのフォルム】
たまごのフォルムのような側面のカーブによって、鍋の中で熱や水蒸気の対流が起きやすく、素材をつつみ込みながらおいしく調理できます。鍋フチは角度をつけることによって吹きこぼれにくく、鍋底は大きめのアールでお料理がらくにすくえるように設計されています。
広沢京子さん(料理研究家)雑誌、広告、フードイベントなどで幅広く活躍。「冷蔵庫からはじまる、きょうのごはん」(六耀社)、「はじめよう、おべんとう生活」(主婦と生活社)などの著書あり。