●「2004 バッカス」<この品種のワイン特徴>酒神の名を冠するバッカス種葡萄はドイツが原産ですが、北海道の気候によく適しているおり、みずみずしく新鮮な口当たりの白ワインを生み出します。
ワイン専用種葡萄のなかでも、この品種の持つマスカットの香りの良さが秀でており、甘くフルーティーな香りにハーブのような清々しさが調和した香りの豊かさが特徴です。生ワインとは出荷前に酵母の活動を止める必要がありますが、火入れでなく特殊フィルターで取り除いています。
*-*-*-【2004年】-*-*-*
「鶴沼バッカス」は、北海道内に27市町村300軒を超える契約葡萄園を持つ北海道ワインのなかでも、自社農園で遅く収穫された選りすぐりの完熟葡萄だけを原料に、限定生産されるワインです。その上で、品質基準に達しない年には「鶴沼」として発売されることのない、こだわりの限定醸造ワインです。
前年の2003年ヴィンテージは発売されなかったことから、2004年ヴィンテージの発売が待望されましたが、このワインは期待に充分に応える出来栄えとなりました。
*-*-*-【味わい】-*-*-*
完全な辛口に仕上げず、少し糖分を残した中口の味わいは、フルーティーな香りから来る印象とぴったり一致しており、大変飲みやすいものに。ワインのリンゴ酸の爽やかさがフレッシュ感を際立たせるとともに、ドイツワインを思わせるバランスの良い味わい。冷やしていただくことでさまざまな料理と調和します。
鶏肉の香草パン粉包み焼き、ツブ貝やエスカルゴのガーリックソテー、ハーブ入りのチーズなどを始め、ハーブやガーリックなどを使った香り高い料理と調和しますが、握り寿司には驚くほどに調和します。
●「1995 ヴァイスブルグンダー」<この品種のワイン特徴>鶴沼ワイナリーで栽培されるヴァイスブルグンダーは、シャルドネと良く似た、辛口の白ワインを生む。3年以上の瓶熟成が本当の美味しさに入ります。生ワインとは出荷前に酵母の活動を止める必要がありますが、火入れでなく特殊フィルターで取り除いています。
*-*-*-【1995年】-*-*-*
今回ご紹介する1995年ヴィンテージは、その前年の猛暑の影に隠れていますが、むしろ4〜5月の気温は例年よりも高く、順調な生育をしています。
8月からの雨が多いのですが、9月は晴天の日も多く面白いことに日照時間はこの10年のなかでも最も長くなっています。
*-*-*-【味わい】-*-*-*
このワインは無理にアルコール度数を上げずに、エキス分を少し残したやや辛口に仕上げましたが、10年の熟成を経た今日飲んでみると、甘みは感じさせず、まろやかで力強く芳醇な風味が感じられます。
熟したリンゴやミツが主体となった穏やかな香りのなかに、柑橘類のような爽やかさも感じられ、グラスをまわして空気を入れると若々しい生気がまだ立ちのぼります。冷やしすぎると芳醇な香りやまろやかな風味の広がりが抑えられてしまうので、むしろ常温に近い程度の冷やし加減で十分です。
熱を通した魚介類や鶏肉の料理、特にホタテ貝のバターソテーやグラタンによく合います。