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インタビュー(後編)歯科医師 宝田恭子さん

字手紙

薄墨で大きく書く漢字1文字(大字)に、濃墨で書く短い一文(添え書き)を組み合わせ、1枚のはがきの中に気持ちを凝縮させて伝える“手紙”。漢字1文字にもさまざまな意味があることから、添え書きとの組み合わせにより無限の表現が生まれるそう。

字手紙を知ったとき・・・

最近、パソコンができたせいか字を書くということが少なくなってきていますよね。でも、わたしは筆をとるということをすごく大事にしているんです。だから、手紙をけっこう書くんですよ。もともと中1のときから50歳くらいのときまでずっと文通を続けていたくらいですし。
携帯では、字の形も、薄いも濃いも、大きいも、色も、みんな同じもの同じ字の形になっちゃうでしょ。相手のことを考えながら、この便せんにしよう、あの封筒にしようって考えることもない。自分で書いた手紙に勝るものはないんです。
たまにいろいろ考えて、わたしが今こうしていられるのは、○○先生があのときわたしの肩を押してくれたおかげだって思ったら、何年ぶりだろうとすぐ筆をとる。
最近は忙しくなってきているので、手紙よりも字手紙を書くほうが多いですけれど。

字手紙は、漢字1文字をどう選びどう書くかに自分の気持ちを託すので、頭も使うし、文字を書く練習にもなります。
字手紙を知ったとき、そのおもしろさに心惹かれるとともに、これなら当時認知症を患っていた母にもできるかもしれない、達筆で筆をとるのが好きだった母なら興味をもってくれるかもしれない、と思ったんです。
母に介護が必要になって知ったんですが、患者さんが年をとって耳が遠くなると声をかけても聞こえなくなってくるので、自宅で介護するとき、介護に必要なこと、たとえばおむつを換えるときの「足を開いて」といったことを、何枚も何枚も画用紙に書いて貼っておくんですって。それを聞いて、ふっと思いました。「娘の書く字って、母の消えゆく記憶の中にきっとあるだろうな」って。

それから母とわたしの字手紙の文通がはじまりました。
最初はひらがなも書けなかった母ですが、内容は理解できなくても、手紙をみて「きいちゃん、この字うまくなったね」ってほめてくれるんですよ。
あるとき、新井さんという方からいただいたお手紙の、名前の「新」がとても上手かったんです。それで、その文字を手帳に貼って、診察の合間に新聞紙の横やミスコピーした紙に、その字を何回も練習しました。その人と同じくらい上手に書けるようにって。
それを続けて自分でもまあまあ上手く書けるようになったな、と思ったその年の年賀状に「新年明けましておめでとう」と書いて母に送ったんです。そうしたらやっぱり母って気づくんですね。すぐにわたしに電話して「きいちゃん、新年明けましての新っていう字、うまいねえ」って。
他人だったら気づかないと思うんです。もともと、この人はこういう字を書けた人なんだなって、他人はそうとしか思わないんですよ。でも母は違う。ちゃんと評価してくれるんです。すごく努力した、その努力の評価って身内しかわからない

─ やっぱりそれは本当に「家族」だから

ええ、そうだと思いますよ。
そして、わたしも「母はぜったいにほめてくれる」と思ったから、がんばれたんです。

からだの中や心の中の疲労をきちんとみてくれて、声もかけてくれる、それが家族

家族の評価って一番なんですよ。
「家はどうでもいい、外でキレイと評価されればいい」っていう人がいるけれど、その人は本当の意味でキレイにはなれないと思うんです。一番素のままで、お化粧も何にもしていない姿をみているのは家族しかいないんですから、身内にキレイ感、清潔感、品格をジャッジしてもらわないとダメ。
家族の言葉は一番グサグサくるんです。おいしいものをおいしい、まずいものをまずいって言うように、キレイなものはキレイ、汚いものは汚いってはっきり言うから。逆にいえば、そういう意見をもらえる家族関係を作っていかないといけない

以前、(歯科医の)仕事が終わってから、夜中にテレビの仕事をしたことがあるんです。その日はいろいろあって2時間しか寝てなくて、非常に疲れていたんですが、疲労感を出しちゃいけない場所なのでがんばるわけですよ。「わたしがへこたれたらだめだ」って。すると、自分はすごく大変な思いをしているのに、周りからは「相変わらずキレイでお元気そうですね」って言われるんです。
でも、息子がその場にいっしょにいると、見ていて「いつものお母さんより疲労感が出てる」って言うわけです。息子しかわからないんですよ。で、それがテレビで放送されると、今度は主人が「やっぱり、目元なんかが疲れているのがわかる」って言う。
事情を知っているのは家族だけだから、それでもがんばってるっていうのも家族しかみていないわけですよね。他人はなんにも気づかない。本当の疲れや大変なこと、からだの中や心の中の疲労まではみえないんです。でも、家族には見える。逆にいえば、そういうのをきちんとみてくれて、声もかけてくれる、それが家族。そういう家族がいることが一番のビタミン剤だな、と。

“ちゃらちゃら”グループの人たちも、家族の話が多いですよ。「わたし、娘にこう言われちゃうんです」「主人がこんなこと言ったんです」「お嫁さんにいつもこんな風に言われて」って。でもそうじゃない人は、どこどこに売っているものがああだ、こうだといった話ばかりで、家族の話がちっとも出ない。
お子さんがいなかったら旦那さん、結婚していなかったらご両親、自分につながっている一番の根っこにあたる人ってぜったいいるわけじゃないですか。それを大事にしない人は、キレイにはなれない。
他人のために生きていくのもとっても大事なことだけど、それだけでなく自分が今こうしているのは、だれがいたからなんだろうって考えて、夫婦であっても、家族であっても、兄弟であっても、嫁ぎ先であっても、そうしたつながりの中にある義理や人情というものを忘れることなく、人生の中で大切にしていくことが大事だなって思います。そう思うのもわたしが江戸っ子だからかな。

もうぜったい無理って思ったら、さっさと寝ちゃう

インタビュー(後編)歯科医師 宝田恭子さん

─ それにしても、仕事・家事・育児のすべてを両立させるのは大変なことだったのでは?

ほかにもたくさんそういう方はいらっしゃると思いますが、わたしも自分で望んだというより、気が付いたらそういう環境で生きていた、そういう環境でしか生きていくことができなかったんです。でも、ありがたいことにわたしはその大変な環境を乗り越えることができた。その力をもっていたというのは、ラッキーだったと思います。もし、(その状況が)自分の器以上のもので、それに気付かず「もっとがんばろう、ここまでがんばろう」としていたら、ぜったい健康を害していたと思いますから。
とはいえ、実際には眠くて眠くて大変でしたよ。子育て中も疲労がたまって、おっぱいやりながら眠って子どもを落っことしちゃったくらい(笑)。

わたしにとって自分の健康の一番のバロメーターは、睡眠なんです。だから、たとえば3つのことをやろうとしていて、ああもうぜったい無理って思ったら、2つ終えたところで、さっさと寝ちゃう。もう8時とか9時には寝ちゃいます。化粧を落とさなくても寝る(笑)。そのかわり、次の日早く起きて、3つめのことをする。そのほうが絶対に消化できるんです。

─ たしかに行き詰ってしまったら、そのまま無理して続けるより、休んで頭を切り替えたほうがよさそうですね。

ぜったいそう。だから、子どもにもそういう教育をしてきました。夜は早く寝ろ、早く寝ろって。8時にご飯を食べたら、それから10時まで勉強。夜中の1時、2時までの勉強はさせない。その時間帯のテレビを観たがったりもするけれど、ビデオがあるでしょ?それに、なによりそれを観れなくても「がっかりしない」自分を、ふだんからうま〜く植え付けているから(笑)。
そして、朝早起きして勉強する。だから、朝食を欠かせなかったですね。いまだに娘も息子も朝から味噌汁を3杯くらい飲むんですよ。「お母さん、おかわり!」って。だから、得意料理が味噌汁になっちゃった(笑)。

インタビュー(後編)歯科医師 宝田恭子さん

「キレイ通信簿」をつけて自分で自分をジャッジする

インタビュー(後編)歯科医師 宝田恭子さん

─ ずっと「キレイ通信簿」というものをつけていらっしゃるそうですね

ええ。これも喜びすぎない、悲しみすぎない、につながるんですが、1日にひとつだけ、自分の喜怒哀楽が大きく動いた時のことをメモしておくんです。そして、それを3ヵ月に1回書いてまとめる。

たとえば、まず「今日は誰誰に会って話した」「心の中で、へえすごいと思った」など、そのときの状況と、自分がどう感じてなにをしゃべったかといったことを書いておきます。そして、夜寝る前にその手帳を開けて、「もうちょっとこうしたほうがよかったんじゃないか」とか「今日はこんな風に言えて、気の利いたいい女だったんじゃないか」って書いて、自分に点数をつけるんです。今日は3点の女だった、10点の女だった、って。
次の日も同じことをするわけですね。そうすると、7日目に6日分の平均点が出るじゃないですか。たとえば、それが8.3点だとまあいいなって。これが3.2点だったりすると、赤で書いて「赤点です」って(笑)。
そして、その手帳に3ヵ月に1回ずつ撮ると決めている証明写真をちょこっと貼っておく。すると1年経ったときに読み返したとき、その1年の自分の「いいところ」や「悪いところ」など、気がつかなかった部分が見えてきます。

「キレイ通信簿」は、自分の長所や短所を自覚し、1年後に同じままでないように、どうすればステキになれるかを考えて、「こうなりたい」と思う理想の自分に近づいていくためにつけているんです。だって、もし1年後に同じことをして同じ評価だったらまったく進化していないってことでしょ?
だから、これをやって通信簿の成績がきれいにあがっていくのをみるとうれしいですよ。もっとも、それでも赤点のときもありますけどね(笑)
学生のときは、通知表などで誰かがジャッジしてくれるけど、大人になると違いますから。
実際、努力している人はやっぱり違います。同じものを見聞きしても受けとめ方が違うし、雑談をしていてもひしひし感じるものがあるんですよね。
だから自分で自分をジャッジする。“昨日よりもっといい女”になるには、自分で気づいて、自分で変わるしかないと思うから。

読者からのQUESTION

インタビュー(後編)歯科医師 宝田恭子さん

「宝田さんが“これから”やりたいことはなんですか?」

55歳からの食事の見直し、かな。
今、同級生の間で中年太りっていうのが共通の悩みなんです。
55歳を超えて60歳までの間って本当に基礎代謝が落ちてくるんですね。あまり食べなくても心臓も肝臓も腎臓もみんなちゃんと動く。でも、ふつうに毎日を過ごしているとそういうのがわからないんですよ。だからある日突然「あれ?この人去年はこんなに腕が太くなかったのに」「そんなにいっぱい食べていないのにジャケットがきつくなってきた」って言いだす。食べる量をとくべつ増やしているわけじゃないんですよ。なのに腕が太くなる、お尻が大きくなる。どうしてかっていうと、結局内臓脂肪なんですよね。

健康診断をすると、コレステロールや中性脂肪が今までと違うの。病院の先生からも、「宝田さん、悪いけどやっぱり中(内臓)は年をとっているから、もうちょっと食べる量を落として。今の8割で充分健康状態をキープできるから。間食多すぎるんじゃない?」って(笑)。このままだと内臓がすごく傷んでくるなあというのを実感します。

「若く見えますね」っていわれて調子にのっていたけれど、でも確実に内臓は老化しているんです。
わたしは胃腸が丈夫なこともあって、つい好きなものがあると残さずたくさん食べちゃうんですね。でも、そこを自分でしっかりコントロールしていかないとダメだなって。
だって、せっかく今「若々しくてキレイですね」って言われているのに、5年後くらいに「あの頃はきれいだったけれど、60歳になったら、やっぱりふつうの60歳だな」って言われるのはちょっとシャクですから(笑)

前編はこちらから

宝田恭子さんプロフィール

宝田恭子さん

1956年東京都生まれ。東京歯科大学卒業後、同大学保存科勤務を経て、宝田歯科三代目院長になる。日本アンチエイジング歯科学会常任理事、睡眠改善インストラクター。患者の自然治癒力を高めるための歯科治療を積極的に行なう。口元の筋肉を中心に表情筋を鍛える、くちびるエクササイズを従来の歯科治療に取り入れ大きな注目を集める。顎関節症、ホワイトニング、義歯等歯科治療と口元の美しさとの関係にも着目。筋肉トレーニングの大切さを広める活動も行なう。患者さんとの対話を重んじ、義理と人情を大切にする江戸っ子らしい姿勢で絶大な信頼を集めている。「宝ジェル」や「宝サプリ」などのオリジナル商品を開発・販売。著書に、 『ほうれい線・たるみを解消する!宝田式輝美顔メソッド+つや肌シルクエコカル』 (永岡書店)・『5分若返り宝田流美顔マッサージ』(講談社)・『“いい顔”の男になる即効の顔トレ術』(河出書房新社) など多数。

※平成24年10月1日現在の情報です。

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応募締切:2011年5月31日(火)
※当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。(発送は2011年6月上旬予定)

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